借用書の数字は「壱弐参」としなければいけないのでしょうか?@
貸した金額が「100万円」の際に
「壱百万円」と書くことがよくありますが、
これは、後から数字が改ざんされるのを
防止するために行われているのです。
借用書の数字は「壱弐参」としなければいけないのでしょうか?A
特に、「一」「二」「三」という数字については、
横棒を一本増やすだけで金額が変わってしまうので、
改ざんされやすいといえます。
とはいえ、最近では横書きの契約書も多くなってきて、
その場合には「100万円」と算用数字で書いてある契約書もよくあります。
このような算用数字で書かれた契約書であっても、
もちろん契約としては有効です。
契約書は何通作成したらよいのですか?
「壱」「弐」「参」であっても
「一」「二」「三」であっても、
改ざんを防ぐためにも
契約書は2通作成しておくようにしましょう。
もし、1通しか作成しない場合には、
コピーをして原本かコピーを持っておくようにしたいところです。
ちなみに、2通作成した場合に、
2通の契約書を少しずらして割り印することがよくありますが、
これも契約書の偽造を防止することが目的です。
といっても、もし割り印しなかったとしても、
契約の効力とは無関係ですので、
あまり気にする必要はありません。