リスクと準備について@
返済はいつでもいいという
期限の定めのない借金は、
相当の期間は与えられるといっても
突然に催告が来るリスクがあります。
リスクと準備についてA
ちなみに、ここでいう相当の期間とは、
それほど長い期間ではありません。
判例上は、通常で2〜3日、長くでも1週間程度となっています。
つまり、貸主から催告が来たからといって
あわてて調達しようとしても、
そう簡単にはいかないということがいえます。
よって、期限を定めない借金は、
相当の期間を定めさえすれば、
極端なケースでは、
お金を受け取った翌日に催告が来ることもあり得るわけですから、
貸主からの催告が来たら、
いつでも返済できるように準備しておく必要があります。
余裕のあるときに返済しておく
返済の期限を定めない借金というのは、
上述のようにリスクがあるわけですから、
貸主からの催告を待たずに余裕ができたときには、
少しずつでも返済しておく方がよいと思われます。
なお、一括払いの借金を
少しずつ返済した場合には、
貸主の方は返済があったことを忘れがちになりますから、
返済の際には
領収書を受け取ることを忘れないようにしてください。