どのような責任を負うのでしょうか?@
連帯債務というのは、借主が複数存在し、
それぞれが貸主に対して
借金の全額について
返済をする責任を負う場合をいいます。
どのような責任を負うのでしょうか?A
つまり、
お金を貸す際に連帯債務にしておけば、
貸主は、各連帯債務者の一人に対して、
あるいは全員に対して、
同時にまたは順次に
全額の返済を請求できるということです。
具体的には、
連帯債務者の一人に資力のある人がいれば、
その人に対して請求するだけで、
全額の返済が得られることになります。
こうした連帯債務者は、
貸主側にとって有利な契約ですが、
これは裏を返せば
借主側にとっては、不利であるということになります。
負担以上の返済をした連帯債務者は?
全額を返済した連帯債務者は、
他の連帯債務者に対して、
自分が負担すべき部分を超えて返済した分については
求償を求めることができます。
連帯債務者が覚悟すべきことは?
連帯債務者になった場合には、
全額一人で借りたのと同様になってしまうことがある
という覚悟が必要です。
他に連帯債務者が何人いても
借金の額を頭割りで返済することにはなりませんので、
十分な注意も必要になります。