なぜ契約書が必要なのですか?@
契約というのは、
契約書がなくても成立します。
しかしながら、
契約書は必ず作成すべきです。
なぜ契約書が必要なのですか?A
といいますのは、
貸主と借主との間でトラブルが発生した場合に、
契約書が重要で有力な証拠になるからです。
具体的には、
貸主が期日に200万円請求してきたが、
借主は100万円しか借りた覚えがないという場合や、
貸主が利息を請求してきたが、
借主は無利息のつもりでいたというような場合に、
当事者が、お互いに主張し合うだけでは
結論がでないからです。
こうした場合に、
契約書があれば解決は簡単です。
もちろん、お互いが争って裁判になった場合も同様です。
裁判官がどちらの主張を正しいと判断するかは、
すべて証拠に基づいて行われます。
つまり、貸金裁判の場合には、
契約書は最も重要で有力な証拠になるといえるのです。
なお、契約書がない場合は、
証人を呼んだり、メモ書きや金融機関の振込証書など
その他の細かな証拠を基に判断することになり、
時間も費用もかかることになります。
金銭消費貸借契約書とは?
法律上、金銭消費貸借というのは
お金の貸し借りのことをいいますが、
その書面のことを「金銭消費貸借契約書」といいます。