契約成立と金銭の授受

契約の成立に必要なものは?@

借金の契約の際には、
実際に貸主が借主に金銭を引渡さなければ、
契約は成立しません。

 

ただし、あらかじめ利息分を差し引いて
残額だけを渡す天引きが行われた場合には、
契約は有効となります。

契約の成立に必要なものは?A

しかしながら、この場合でも、
利息制限法との関係で、
実際に受け渡された額について

 

利息を計算し直して、
返済額を見直さなければなりません。

金銭消費貸借契約書とは?

法律上、金銭消費貸借というのは
お金の貸し借りのことをいいますが、

 

その書面のことを
「金銭消費貸借契約書」
といいます。

 

なお、契約書の標題については、
「金銭消費貸借契約書」ではなく、
単なる「借用書」や名刺の裏などに書く
「一金、20万円をお借りします」でも構いません。

 

ただし、契約書には、次のような事項を記載するとともに、
署名・押印が必要となります。

 

■借入額
■借入日
■日付

 

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