お金の貸し借りに契約書は必要ですか?@
金銭消費貸借契約というのは、
お金の貸し借りの契約のことをいいます。
この契約は、貸主と借主が合意して、
実際に金銭の受渡しをすればそれで成立します。
お金の貸し借りに契約書は必要ですか?A
つまり、契約の成立には、
契約書の作成は必要ないということです。
契約が成立するとどうなるのですか?
契約が成立すると、
それだけで貸主と借主が合意した内容に従って
権利や義務が発生します。
具体的には、
貸主には、期日が来たら返済を請求する権利が、
借主には、期日が来たら借りたお金(元金)を
返済する義務が発生します。
そして、契約の内容として
利息を付けることを約束しているのであれば、
借主は元金だけでなく
利息も支払う義務を負うのです。
ちなみに、この場合の利息の額は、
利率の約束があればそれに従った利息の額であり、
利率の約束をしていなければ、
法定利率によって計算した利息の額となります。
多重債務者とは?
多重債務に陥る人の多くは、
上記のような生活苦にある人のようです。
借金が一定の金額を超えると、
収入から考えて、いくらがんばって返済しても、
借金の元本が減るどころか、
利息が利息を生んで借金が膨れ上がっていきます。