親子間や兄弟姉妹間の借金返済の義務は?

返済義務はどうなっているのですか?@

夫婦間と同様に、
親子間や兄弟姉妹間にも、

 

自分以外の者がした借金を
返済しなければならない義務はありません。

返済義務はどうなっているのですか?A

これは、法律上は、
保証人になっている場合や、
相続によって債務を引き継いだ場合でなければ、

 

たとえ親子間であっても、
また、兄弟姉妹の間柄であっても、
借金の問題については他人同士と変わらないからです。

連帯保証人が死亡した場合は?

債務者や連帯保証人が死亡すると、
その義務である財産上の地位は、
それぞれの相続人が引き継ぎます。

 

よって、相続人が返済による自らの損失を免れるには、
相続放棄や限定承認の手続きを取るしかないということになります。

民法上の日常家事債務とは?

民法760条では、夫婦は、
その資産や収入に応じて、
結婚生活にかかる諸費用を分担することになっています。

 

また、民法761条では、
夫婦の一方が日常の家事に関して
第三者と法律行為をしたときは、

 

他の一方は、
これにより生じた債務について
連帯してその責任を負うと規定しています。

 

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