受取りを拒否するとどうなるのですか?@
裁判所から送られてくる書類には、
訴状、支払督促や執行状など、
法律的に重要な意味を持っています。
よって、受取りを拒否したり、内容の確認をしなかったりすると、
法律上、取り返しのつかない不利益を被るおそれがあります。
受取りを拒否するとどうなるのですか?A
具体的には、
裁判所から送られてきた訴状や支払督促状を
放置しておくと、
貸主の言い分がそのまま認められてしまい、
強制執行※を受けても
何も文句を言うことができないことになってしまします。
よって、裁判所から送られてくる書類については、
貸金業者が勝手に送りつけてくるものとは慎重に区別して、
しっかり対応することが必要になります。
ちなみに、内容証明郵便の場合も、
きちんと受取り、中身を確認したうえで、
弁護士などの法律相談を受けるようにしてください。
※家財や給料の差押えのことです。
内容証明郵便とは?
内容証明郵便というのは、
「何月何日に」「誰から誰に」「こういう内容の文書」
を送ったことを、
郵便局長が証明するものです。
この内容証明郵便は、
相手が留守で配達できなかった場合を除けば、
受取りを拒否しても、
その文書は到達したことになり、
支払催告や契約解除などの法律的な効果は生じます。