資金使途の変更

資金使途を書く理由は?@

金融機関から借入をするときは、
必ず資金使途を書かせられます。

 

例えば、個人の借り入れであれば、
リフォーム資金とか、教育資金などが、

 

事業者であれば、短期運転資金とか、
機械購入資金などが多いかと思われます。

資金使途を書く理由は?A

このように資金使途を書くのは、次のような理由によります。

 

■貸付金の回収の成否に影響するから
融資した資金がどのように使われるかということが、
貸付金の回収の成否に影響を与えるからです。

 

例えば、機械購入資金とすると、
機械購入により生産能力が高まり、
収益が上がることによって
資金回収は可能だろうと予測して融資するということです。

 

■貸付金の好ましくない使い方を防止するため
貸付金を好ましくない資金に使うことを防ぐために、
資金使途を書かせるのです。

 

例えば、資金使途をギャンブルと書いた場合には、
まず金融機関は融資をしないでしょう。

 

■貸主の責任回避のため
貸主の責任を回避するために、資金使途を書かせます。

 

これは、社会的に問題のある融資を断り、
金融機関としての責任を回避するためです。

資金を別の目的に使ってしまった場合は?

金銭消費貸借契約書には、
「資金使途を偽った場合には期限の利益を喪失させ、
一括で返済する」という条項が入っている場合があります。

 

このような条項が入っている場合に、
資金使途を偽ったことが分かったときには、
一括返済を求められる可能性もありますので注意が必要です。

 

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